住宅火災件数は減っているのに、死者数がそれほど減っていない。割合的にはむしろ増加傾向。

消防庁が毎年、出している火災概要の資料を見ていると、住宅火災の割合は毎年減少傾向にあるのに、死亡者数は、それほど減っていない。住宅火災件数から死者数の割合を出すと、むしろ増加している。

なぜなのか?これは、火災概要資料をもう少し読み込めばわかるのか?

火災1件あたりの死者数割合

平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年
住宅火災死者数(人) 1,022 1,070 1,016 997 1,006 905
住宅火災(件) 15,430 14,973 14,150 13,621 12,922 12,030
火災1件当たりの死者数 0.066 0.071 0.072 0.073 0.078 0.075
平成17年 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年
住宅火災死者数(人) 1,220 1,187 1,148 1,123 1,023
住宅火災(件) 18,751 18,328 17,768 17,136 16,313
火災1件当たりの死者数 0.065 0.065 0.065 0.066 0.063

住宅火災における経過別死者の発生状況(放火自殺等を除く)データから見た場合、それほど大きな傾向はみられないようです。

他の内容から傾向があるのか、もっと調べてみたいと思います。
住宅火災における経過別死者の発生状況

死者発生状況 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年
逃げ遅れ 604 578 573 562 544 469
着衣着火 44 54 65 55 72 40
出火後再侵入 23 20 19 19 12 17
その他 351 418 359 361 378 379
合計 1022 1070 1016 997 1006 905
死者発生状況 平成17年 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年
逃げ遅れ 770 759 697 667 603
着衣着火 76 68 54 60 54
出火後再侵入 28 24 20 25 24
その他 346 336 377 371 342
合計 1220 1187 1148 1123 1023

消火器を複数用意しておくこと。死なないため、財産を焼失しないためにも必ず用意しておきましょう。

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